基礎をしっかり! 8/30

当塾ではすべての子が学ぶ内容はバラバラです。 1学年前の内容を学ぶ子もいれば、1学年先の内容を学ぶ子もいます。 特に英語や算数に関しては、学校よりずっと先を学んでいる子も多い時代です。 進度を無理に合わせることは難しくなっており、各人に合わせた学習を行っています。 しかしどんな状況においても、ほとんどの子にとって本当に大切なのは、基礎をしっかり理解しているかです。

基本をしっかり!
様々な教科書で学力に合わせて自立的に学習

当塾では小3 までは エジソン CLUB による進級式で、一人ひとりの学力に応じた十分な演習量を確保しています。 計算力だけでなく文章題や思考力問題に慣れておくことで、その後の学習に繋げます。 小4の壁という言葉がありますが、実際に大きな差が生まれてくるのは小4からで、 読解力や文章題、そして思考力問題に課題のある子は苦労し始めます。 それまでにきちんとした演習を行っておくことが大切です。

内容が複雑になってくる小4 からは、理解度に合わせて教科書を選択し、 場合によっては学年をさかのぼって学習します。 どの学年でも、教科書はその子にとって高すぎるハードルとなるものより、きちんと積み上げてクリアできるものを選びます。 学年が進んで中学生になっても小4 以降の内容に理解不足があることは多く、 点数が伸びないケースが非常に多いです。 そのため、学年をさかのぼった学習の効果が大きいです。

小4の壁の要因は、思考力ももちろんですが、自立して教科書を読む力にあると考えています。 学年が上がるにつれ教科書を理解することが求められますが、読解力が身に付いていなければ、ままなりません。 特に算数の教科書を読むのに苦労する子は多いように見えますが、ぜひ中学生までに鍛えておきたい力です。 その点、当塾では小4 から各人が自立的に教科書を読み進めるので、自然と力が身に付きます。

中学生からは自立学習のウェイトが跳ね上がり、すぐに高校入試が迫ってきます。 ここでも自立して教科書を読む力は活きます。 長いようで短い中学生の 3年間では、小学生ではゆるかった勉強がじょじょに難しく、そして厳しくなっていきます。 しかし高校入試はルールが非常にわかりやすく、ほとんどの場合、 基礎問題をしっかり解けるかどうかが大切とわかっています。

基礎問題を本当に解けますか?

小学校のテストは非常に簡単で、1単元ごとにすぐテストが行われるので比較的高得点が取りやすいです。しかし中学校のテストではそうはいきません。 テストは年に数回だけで、今までよりも広い範囲からの出題になります。また高校受験においては 3年間分の内容が出題されます。 こういった広い出題範囲のテストに対応するためには、学習してから時間が空いても答えられるよう、反復した学習で内容を定着させることが必要です。 さらに言えば、小学生の頃からその将来を見据えた学習が必要です。

この問題は多くの家庭では見逃しがちで、また多くの個別・集団指導でもなかなかサポートしきれていない部分です。 だからこそ中1ギャップという言葉があるのですね。 当塾ではあらかじめ様々なパターンの基礎問題を出題する小テスト群として基礎力定着テストを用意しており、 実力に応じた小テストを必要に応じて実施しています。 このような小テストをきちんと毎回クリアできて初めて、弱点は克服できたと言えます。

高校受験では特に、網羅的な範囲で出題される基礎問題の小テスト練習が大切です。 なぜなら日本では 70% 以上の子が公立高校に進学し、公立高校入試では中学 3年間の基礎問題が満遍なく出題されるからです。 偏差値 65 程度までは基礎問題をミスなく確実に解けることが、間違いなく大切です。 私立高校入試を想定した場合も、応用問題の中に基礎的な問題は必ず存在するため、それらを確実に解けるかという視点は必要です。 基礎力定着テストは中学生の頃に「こういうのが欲しかった」と思える良いテストです。

基礎力定着テスト
講習では弱点を洗い出して克服しよう

講習はほとんどの塾で、復習を行います。当塾でももちろん復習は重視しています。 ただし内容は各人が普段使っている教科書の進度や理解度に合わせて調整します。 苦手は人それぞれのため同じ内容になることはありません。 おおまかな方針としては、夏前にきちんと目標を達成できている子はやや発展的な問題の復習に取り組み、 まだ目標を達成できていない子は基礎問題のクリアに取り組むことを意識しています。 復習も含めてすべての内容が終わっているので休みを満喫というケースもあり、目標は人それぞれです。

講習では網羅的な復習をするため、様々な弱点が見つかります。 その弱点は自宅でもう一度復習してみよう…とはせず、当塾では見つかり次第解決に取り組みます。 時間を調整しやすい講習期間は、よりしっかりと弱点克服に時間を割けるので、集団指導では扱えない領域を改善しやすいです。 日数や進度にもよりますが、なるべく小テストと達成度確認テストも行うようにしており、 自分の実力を日々確認してもらっています。 小テストは、夏前に苦労した単元の確認テストをもう一度行ったり、基礎力定着テストを利用したり様々です。 このような小テストは内部生にはメリットが大きく、より的確な復習ができます。

小テストは時として先生にも意外な結果が得られます。 たとえば、夏休み前の日々の確認テストは安定してクリアしていたのに、長時間のテストでは点数が取れなかったりします。 これは確認テストの瞬間は覚えていたけど忘れてしまったものや、無理やりクリアして誤魔化したものが、結果として現れている黄色信号と言えます。 講習はそのような問題を洗い出して克服し、自分の正しい実力を確認するのには、うってつけの期間と言えます。

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