考え方と学び方を変えよう

AI の進化が著しい昨今では、AI の人間超えは普通になりました。 数ヶ月前には人間超えのイラストを描くことができるようになり、話題になりました。 図は Stable Diffusion の描いた「乗馬する宇宙飛行士の写真」、 Novel AI の描いた美少女、 Midjourney の描いた「宇宙のオペラ劇場」です。 「宇宙のオペラ劇場」は美術コンテストで 1位を受賞もしています。 人間でもなかなか描くことの難しいこのような絵を 一瞬で生成 することができます。

勉強、試験という観点ではここ1〜2ヶ月の ChatGPT の進歩は目覚ましく、 米国では AI が医師資格試験、司法試験、MBA、大学生の自由記述試験を合格するレベルにもなりました。 共通テストも 8 割くらいの正答率で解くことができます。 2 月には AI が裁判官を務める事例も出てきます。 まだまだ発展途上のため、今後も様々な人間超えに日々遭遇する時代になると思います。 これまでの勉強の仕方や仕事、常識が変わることは間違いないでしょう。 このような大きな変化も踏まえた勉強が、大切になっていくと思います。

このような現状を見て「AI は産業革命並のインパクトになる」と語る専門家も増えています。 実際、物事の考え方や勉強の仕方は、これまでとはまったく違うものに変えていく必要があるはずです。 資格試験などの平易な知識問題は AI を使えば誰でも解答を得られる世界で、何が必要になるでしょうか？ 一定水準のイラストを誰でも簡単に描けるようになった世界で、何が必要になるでしょうか？ そのような世界で、暗記は重要ではありません。 今後ますます重要になるのは、深い知識・思考力・柔軟性・組み合わせによる創造力・アウトプット力 ではないでしょうか。

アウトプット力はどんどん重要になる

アウトプット力は、新商品を開発するのに必要な力です。 これまでは商品を開発する人にとって重要な能力でしたが、これからは誰でもアウトプットできる時代が来ます。 逆に言えば誰でもアウトプットできなければいけない時代になるとも言えます。 しかしそんな中、日本教育はインプット主体の授業が多く、アウトプットの練習機会が少ない問題があります。 日頃の勉強習慣がインプット主体だと、アウトプットはなかなかできません。 その点、プログラミングは常にアウトプットが求められるので、練習には最適の科目です。

AI 時代に備えて、幼少期からプログラミングでアウトプット練習をしましょう。